私たちは、微生物のプロです。

私たちは、微生物のプロです。

私たちは、10年にわたって農業における、東京8 (微生物)の効果を追いかけてきました。
近代の化学肥料や農薬による慣行栽培は、増加する人口への食物供給としては成功を収めました。
しかし、効率的に農作物の必要とする栄養素をダイレクトに添加する慣行栽培は、成功と共に、様々な歪みも生み出しました。また、慣行栽培では農薬による病害虫防除や除草を行います。ダイレクトに栄養素を植物に供給する、農薬による土壌中の生物環境へのダメージ、物理的な耕作による土壌の撹拌、これらが重なり、植物や土中生物の自然の関係性は徐々に壊されていきました。

東京8で農業の未来を変える

東京8で農業の未来を変える

中でも、一番の被害は植物と有機物(成長のための栄養素)の懸け橋になっているはずの土中微生物の減少です。慣行栽培は、微生物のエサを減少させ、また農薬により、病原菌と共に土壌生態系も減少させることから、近年、自然の循環に育まれた土中の生物多様性は壊されてきました。慣行栽培だけではなく、有機農業にも問題はあります。堆肥由来の病気や害虫が発生することもあり、また有機肥料の特徴である遅効性もあり、中々コントロールが難しいのが現状です。
しかし、微生物を含めた土壌の生物多様性が確保された農地であれば、在来菌や天敵の土中生物によって病気を抑えたり、害虫を寄せ付けなかったり、また、遅効性の有機成分を分解し、植物の栄養吸収を助けることが出来ます。